by norbulingka 2017年4月より、大分県国東市にある古民家を改築したゲストハウス・民宿を始めます。 websiteはこちらです。 自然からの採取や農作業、お料理、工作や大工仕事まで、ご一緒にここでの暮らしを体験できる「体験型宿泊」と、共同キッチンを利用できるシンプルな食事無しの「素泊まり」と、2種類の宿泊タイプをご用意しています。
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先日テレビで芸能人3人が、「人生で死にそうになったのは何回?」という質問をされていました。
私は6回かな~7回かな~?なんて数えていたら、芸能人は「1回」「2回」「2回」とか。 え、そんなに少ないの? というか、え、私多いの?とびっくりしたので、死にそうになったエピソードを一つ。 その昔、何回か転職したのですが、定款にあらゆる業種が書いてある怪しい会社に入社して、石炭の鉱区開発の仕事でインドネシアに駐在しました。3~4年行っていて、休みは記憶にある限り2回しかなかったのですが、その1回の休みの日、ボートで無人島に遊びに行こうということになりました。一応モーターがついている木造船をチャーターして、小さな無人島に行きました。全くの手付かずのほんとに小さな島で、とても美しい海に囲まれていました。 夕方近くなったので、日が暮れる前に帰ろうということになり、ボートで帰路につきました。ところが、まもなくボートはとまりました。 インドネシア人の船頭さんがモーターをひっぱりあげてのぞきこんでいます。と思ったら、着ていたパーカーの紐をしゅるしゅると抜いて、何かにまきつけています。 「なにをしているのか」と聞いたら、「スクリューの芯棒が折れたのでとめようとしてる」とのこと。 ・・・・・そんなもんでとまるか!! 漂流することになりました。周囲は360度海ばかりで島影も船影もありません。けれど、私はなぜか「どうにかなるだろう」としか思わず、ペットボトル に残った水の量で何日いけるかなど計算していました。船頭含めてインドネシア人が2人、日本人が私を含めて3人。腕力からいってまず日本人が一人・・・なんてことも冗談にも考えていました。 そうこうしているうちに、というかどうしようもないうちに、日が暮れて周囲は真っ暗に。明かりになるものはひとつもないので、隣に座っている人の顔さえわかりません。沈黙がずっと続いていました。ああいう時は、何も話すことがなくなるんですね。 何時間そうしていたのかわかりませんが、突然、見える範囲のところに真っ黒なタンカーが通りました。 その途端、私以外の全員がタンカー側に駆け寄り「おーーい!おーーい!」と叫び始めたのです。誰かが必死につけたライターの炎にうかびあがった皆の顔が、必死の形相だったのに私はびっくりしました。 私は波に揺られるにまかせて「ふんふん」とのんきにしていたのですが、他の人たちはマジだったみたいです。 タンカーは行ってしまいました。そりゃランプのひとつもついていない小さなボートなんて、あちらから見えるわけがありません。まして叫び声なんて 波音に消されてしまいます。 ということで引き続き漂流。 ところが、日ごろの私の行いがよかったか、潮の流れで有人島に流れ着いたのです。明かりのついた島影が波間に突然見えてきて、皆で手で漕いだ・・・んだったと思います。不思議と島が見えてから島に到着するまでの記憶がありません。何気に私も必死だったのかもしれませんね。 ともかく、夜遅くに無事島にたどり着きました。その島の商店(だったのか?)で頼み込んで食べさせてもらった、何の具も入っていない麺だけの焼きそばと冷やしていない常温のビールがおいしかったこと! それからボートをチャーターしなおしました・・・が、乗ったところでまた動かない。今度は船頭さんが海に飛び込みました。 出てきたと思ったら「スクリューを盗まれた!」 ・・・・・・。 再再度チャーターしました。今度はヤマハのモーターが3つもついた木造の伝馬船のような船です。ヤマハのモーターを自慢したいらしく、 ものすごいスピードでとばすので船首が持ち上がっては波に打ち付けられ、まるでジェットコースター。しがみついてようやく着いた頃には全員全身びしょ濡れ。でも無事生きて帰れた、という安堵で皆ヘラヘラと笑っていました。 あとで聞いた話ですが、太平洋の方角に流されていたら終わりだったらしいです。年間何件かそれで行方不明者が出ているとか。 なんでその時自分が平気だったのか今でも不思議ですが、そういうのはわかるものなのかもしれませんね。 ということで、これが「漂流その1」。 そう、「その1」ということは「その2」もあるわけです。 「その2」も含めて「死にそうになった話」は暇な時?にボチボチご披露します。 これから海にいらっしゃる方も多いと思いますが、お気をつけくださいね。
by norbulingka
| 2010-07-27 03:50
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