by norbulingka 2017年4月より、大分県国東市にある古民家を改築したゲストハウス・民宿を始めます。 websiteはこちらです。 自然からの採取や農作業、お料理、工作や大工仕事まで、ご一緒にここでの暮らしを体験できる「体験型宿泊」と、共同キッチンを利用できるシンプルな食事無しの「素泊まり」と、2種類の宿泊タイプをご用意しています。
カテゴリ
スケジュール 洋裁教室について(現在は行っていません) 洋裁教室作品 OPEN LIFE(現在は行っていません Norbulingkaの商品 暮らしのしごと 日々のこと 子供と DIY eco history ご宿泊滞在記 プロフィール Do It Together わらべうた(現在は行っていません) ワークショップ スタッフ募集(現在は行っていません) 掲載本 健康 図工・工作 Norbulingkaホームページ
http://norbulingka.info
「白いコットン&リネンの気持ちよい服」日東書院 link くろねこ軒 potter's studio たとぱに 黄色い鳥器店 cafe mazekoze 匙屋 ki-to-te お気に入りブログ
最新の記事
以前の記事
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
10年ほど前、1年で1日しか休みがなかったサラリーマンに嫌気がさして派遣社員に転身。
ところがまた責任者となってしまって忙しく、担当していた新規事業の立ち上げも目処がたち、お金もある程度たまったところでまたまた辞めました。 晴れてプー太郎となった私は、沖縄の西表島に1ヶ月強滞在しました。素泊り1泊1500円の民宿です。1ヶ月いたって45,000円。しかも目の前が海!行ったのが9月から10月にかけてだったので台風ばかりでしたが、雨で外に出られなくても民宿の廊下から海を眺めていれば幸せな1日でした。 その民宿には北海道出身の男の子と京都出身の女の子のカップルが住みついていました。 ある日、民宿のおじい所有の小さな漁船で、船舶免許を持っている北海道の男の子が沖まで遊びに連れて行ってくれることになりました。かなづちの彼女と、泊まっていた高校生の女の子とその友達のドイツ人高校生も一緒に行くことになりました。 9月の終わりとはいえまだまだ暑い沖縄です。船を走らせると風が気持ちいい。服も脱いで水着になって、荷物も全て操舵室の下につっこんで、皆ごきげんでした。 快調に飛ばしていましたが、急に潮の流れが変わったのが私にもわかりました。突然横波がきたからです。そんなに大きな波ではないものの、「横波ってまずいんじゃない・・・?」と頭の中で言ったところで船はくるんとひっくり返りました。転覆です。実に簡単。 とっさに「船の下にまわったらやばい」と思った私は上を見たらやっぱり暗い。明るい方目指して泳いで海面に顔を出すと、皆無事でした。 とっさになんでそんな冷静な判断ができたのか不思議ですが、実際はあわてて泳いでいただけかもしれません。 あたりには皆の荷物が散乱して浮かんだり沈んだりしています。とりあえずそれを皆で泳いで拾い集めましたが、考えてみればそこはサメも出る海域。 いつ助けがくるともわからないので、体力温存のため、ひっくりかえった船底に皆でのっかって助けを待つことにしました。 漂流2度目です。一応錨はあったので降ろしましたが、水深が深くてうまく止まらず、ちょっとずつ流されていました。何十メートルか先に無人島はあるし、西表島も見えているし、なんとかなるだろうとは思いました。少なくとも夜になればおじいが捜索隊を手配してくれるはずです。 船が近くを何度も通りました。その度に皆で手を振りTシャツを振り「おーーい、おーーい」と叫びました。今度ばかりは私も叫びました。なにしろ若い女の子ばかりです。なにかあったら大変です。 でも気づいてくれない。 海で漂流したら、間近を船が通っても気づいてもらえないものです。 夕方近くなってきてしまいました。このまま日が落ちて潮の流れが変わったりしたらどうなるかわかりません。無人島までなんとか船をひっぱって泳ぐか、と男の子と相談していた時です。もっとも近くをまた船が通りました。また皆で叫びました。近寄ってきた。と思ったら遠ざかります。それからまた近寄ってきて、やっと助けてもらえました。 最初私たちを見つけた時は、ただ遊んでいるのかと思って一度は行こうとしたらしいです。 転覆したまま港に帰ると海上保安庁から大目玉を食うというので、無人島まで船をひっぱっていって、浜で皆で元にひっくり返しました。操舵室はさんご礁に叩きつけられたのか、ボロボロでした。そして港まで船をひいて帰ったのですが、港には見物客(地元民)が大勢待っていました。???なんで知ってたんでしょう???知っていたなら助けてくれ~~。 これが漂流その2、完結編です。 その後家財道具いっさいと犬2匹を連れて久米島に移住したのですが、東京から久米島まで船で行くことにした時、「これが三度目の正直になったりして・・・」と一抹の不安を覚えたのですが、こうして無事でした。 今後もない予定です。 ↓ランキング始めてみました。ポチッとお願いします♪ にほんブログ村
by norbulingka
| 2010-08-18 01:27
| history
|
ファン申請 |
||