by norbulingka 2017年4月より、大分県国東市にある古民家を改築したゲストハウス・民宿を始めます。 websiteはこちらです。 自然からの採取や農作業、お料理、工作や大工仕事まで、ご一緒にここでの暮らしを体験できる「体験型宿泊」と、共同キッチンを利用できるシンプルな食事無しの「素泊まり」と、2種類の宿泊タイプをご用意しています。
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保育園の送り迎えで通る坂からは、冬になると富士山がくっきり。 いつ見てもすがすがしく、なにか得した気になります。 が、登るとぜんぜんすがすがしくありません。 もう10年ほど前になるでしょうか、まだサラリーマンをしていた頃、仲のいい同僚と「富士山に登ろう!」ということになり、生まれて初めて登りました。 年配の方や子供も行列して登っている、という印象しかなかったので、一応経験者のアドバイスで登山靴など買いそろえて完全武装はしましたが、完全になめていました。 会社帰りに夜行バスで5合目まで行って、そのまま頂上を目指し、頂上でご来光を拝んで下山、というスケジュールでした。 5合目から6合目までは快調に飛ばし、そのおかげで早速高山病。 頭がガンガンしてきました。 友人が持ってきていた酸素ボンベを吸い、酸素入りガムを噛んでなんとか復活。 しかしもうその先はキツイの一言。 一歩は足のサイズ24cmくらいずつしか歩めず、それも8歩歩いたら息を整える、みたいな状態。 そして立ち止まったが最後、気を失うがごとく寝落ちていました。 休憩小屋に着く度にぐらんぐらん寝て、友達が撮った写真の私の形相は、「お嫁入りは無理!」という様です。 ところが!そんな私の横をやたら軽装なカップルが手をつないで登っていく! 男の子は短パンに草履だったような・・・。 休憩小屋で彼らに追いついたら、なんと二人してピョ~~と笛など吹いているではありませんか! 同じ場にいる人間とは思えません。 なにやら聞いたら男の子はモンゴルだったか、高地ご出身だそうで。 人間ってすごいですね。 8合目からはさらに地獄。 「ここ登山道?嘘でしょ」みたいな急勾配をチェーンをつかみながら四つん這いで登るのです。 ご来光は8合目で見ました。 見たんだっけ?覚えていません。 頂上につくなり、大っ嫌いだった甘酒が無性に飲みたくなり、一気に飲んで床に倒れ込みました。 以来、甘酒は好きです。 甘酒を買ったとき、1000円札で450円の甘酒を買って、おつりはいくら?という計算がどうしてもできませんでした。 「空気が薄いんだなぁ」と思ったのを覚えています。 下りもきつかった。 永遠に続く砂利道を下るので、気が抜けません。 でも休憩する度、友人を待つ度、随所で気を失ってました。 空気が薄くて思考がはっきりせず、友達も一緒だったから登ってしまったようなもので、思考がはっきりしていたら間違いなく途中で下山してました。 体力の限界に挑戦、ってこういうことだな、と思ったものです。 しかしこんなにへろへろになったのは私だけだったみたいで、他の友人は割と平気な顔をしていました。 年齢順に・・・。 「一度登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」 とはよく言ったものです。 まだ登っていない方、是非、いや、絶対登ってください。 私はもう二度と登りたくありません。 綺麗な富士山を見ると「また娘となら登ってもいいかな」なんてチラと思ってしまうのですが・・・。
by norbulingka
| 2010-12-11 02:16
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