by norbulingka 2017年4月より、大分県国東市にある古民家を改築したゲストハウス・民宿を始めます。 websiteはこちらです。 自然からの採取や農作業、お料理、工作や大工仕事まで、ご一緒にここでの暮らしを体験できる「体験型宿泊」と、共同キッチンを利用できるシンプルな食事無しの「素泊まり」と、2種類の宿泊タイプをご用意しています。
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悩みの種だった、2階にあるどでかいブリキ缶5缶の解体です。 これが片付かないことには何も始まらないのです。 夜中起きていてたまたま見たテレビショッピングで売っていた、デュアルソーという金属も木もカットできる道具を「これだ!」と買って、いよいよ登場の時。 ご主人(陶芸家)がそれでバリバリ切ってくれて、なんとものの1時間で完了! 奥さんはカットしたものを片付けてくれたり、これまた気が重かった天井裏の掃除もしてくれました。 ほんとに、ほんとにありがとう!!(涙) Before ネズミのフンだらけだったのを先日泊まりに来てくれた友人が掃除してくれて、なんだか写真だと小奇麗に見えますが、いつ敷いたのかわからない畳はドロドロ、缶の上や隅、天井裏はいたるところネズミが荒らしたらしいゴミと埃だらけでした。 After 翌日、ブリキ缶を補強していた大量の木材を2階から下へ投げ落として焼き、ブリキ缶も1.5缶分落としたところで力尽きました。 その翌日はシルバーのTさんが来てくれたので一緒に畳10畳を下へ投げ落とし、軽トラに積んでゴミ処理場へ持っていって下ろし作業。 大工の棟梁も来てくれて、缶を「落としちゃる」と一緒に全て下へ落とすと、ご近所のNさんもやってきてその缶を引き取ってくれる方を電話で呼んでくれ、まだあった燃やすものを燃やしてくれ・・・。 きれいに掃き掃除し、床板も外して1階の天井裏も掃除。 その間に1階に敷いてあった畳を棟梁が手前の部屋に敷いてくれ、作業するので養生して、この写真です。 一気に進みました。 みなさんに本当に感謝。 あらわになった屋根の裏です。 まだ埃だらけですが、梁が素晴らしい。 が、その上は瓦なので暑さ寒さがダイレクトにきてしまいます。 なので断熱材をはめこみ、杉板を貼ります。 と言うと簡単な感じですが、垂木と垂木の間の寸法は全部違うので、一つ一つ寸法を測って大きな断熱材をカッターで切りはめ込むのですが、下と上でも寸法が違うので入らないとまたカッターで切ったりしてはめ込んでいきます。 その上から貼る杉板も、もぐりこまないと打てないところや体をねじって打つところなどある上に、久々のくぎ打ちで私はしょっちゅうくぎが曲がってしまい、抜いては打ち、あるいはそのまま叩き込み。 曲がって叩き込んであるのはほとんど私がやったやつです。 棟梁と「タケイ印が増えてくな~」と、棟梁がたまーにやっちゃったやつも「タケイ印」ということに(笑) 棟梁と脚立に上ってどんどん打っていくのですが、問題は梁。 角材なら直線なので簡単なのですが、丸太なので隙間ができてしまいます。 棟梁が苦労して丸太の曲線に合わせて杉板をかき込んではめてくれましたが、それでも少しは隙間ができるので、これは後で私の宿題に。 隙間埋めは木粘土でやろうかと思いましたが、東京の親方に聞いたら漆喰の方がいい、とのこと。 この日はここまでで終了。 部屋を仕切るので壁の下地となる垂木も入っています。 翌日、一部屋の屋根ウラが完成。 家らしく部屋らしくなってきました~。 やたらきれいで、暑さも全然違う! この奥の部屋は娘と私の部屋になる予定。 Before そして今度は隣の部屋の屋根ウラに着手。 この部屋はお客様用の部屋になる予定です。 After 一部天井裏に登れるように板張りし、屋根のウラにはまた断熱材を入れて杉板張り。 ここはもう寝転んでくぎ打ち、梁をつたって歩いてくぎ打ち、というアクロバティックな作業でした。 終わる頃に缶切りの手伝いをしてくれたお友達家族が来て早速登っています。 ここ、一人で籠りたい時にこっそりここで昼寝などしたら最高。 誰にも見つからず、下の窓から風が入って気持ちいいのです。 窓からの眺め。 外はチリチリとくるような日差しで暑かったのですが、家の中は風が通って涼しい。 梁の上で上を向いて変な格好で板張りしていると汗だくになるのですが、降りてくると棟梁と「涼しいな~~」とついつい窓から外を眺めてしまう。 ここでのんびりぼーっとしていたら、なんというか疲れがとれるというかタイムスリップするというか、素の自分でしかいられないような・・・。 気持ちいいのです。 棟梁です。 国東に来て間もなく、初めて会った時は大分弁を早口でしゃべる棟梁の言っていることがわからず、「どうしよう」と思いましたが、今は休憩時間のおしゃべりが面白い。 歳はそう変わらないのですが、仕事が終わってお風呂に入ってご飯を食べてビール飲んで焼酎を3杯飲んで布団に入ったら3秒で寝てしまうとか。 しかも夜の7時には寝てしまい、「朝の12時か2時くらいには起きるよ」とのこと。それは「朝」じゃなく「夜中」だって! それから田んぼの仕事やら草刈りやらしてから仕事に向かうそう。 「だから病気なんかしたことないよ。風邪もひきゃーせん。」 「えー!昔っから朝型ですか?」と聞いたら、「若いころは夜飲みに行ってオールナイトよ!」 そんな棟梁、「馬鹿は大工になれ、言われて大工になったけど、ほんとの馬鹿じゃ大工になれん!」。 職業訓練校で学び、夜は設計の学校に行き、棟梁に弟子入りして仕事を覚えたそうですが、お父様(お隣のおじいさん)も大工さんで小学校の頃から手伝いで大工仕事やら左官仕事やらやっていたそうです。 本来は瓦家の本格的な立派な日本家屋を作っている方です。 なので、私の要求は「へっ!?そんなんがいいのか!?」「わからん!」ことが多く、サッシを外して木の窓枠に変えたい、とかは「へっ!?サッシがええよ~~。そんなん(アンティークの窓)、こっちじゃ焚きもん(燃やすもの)じゃ!」。 「この家わしがやったと言うなよ!」とか言ってますが、やってくれます(笑) そんなわけで、この一週間ほどは朝7時前から娘の送り出しと家事、朝8時から17時まで大工仕事、その後掃除、娘の歯医者、買い物、食事作り、ご飯を食べたらメールの返信、図面書き、ネットでキッチンなどの什器探し、塗料を調べたりAmazonで道具を探したり・・・と息つく暇がなく、畑もほんの合間にちょっと見回り、歩くついでに雑草抜きをし、みたいな日々です。 しばらくはこんな調子になりそうです。 でも、片付けだけの2か月を経て、ようやく作る段階になって俄然楽しくなってきました。(片付けはまだ終わっていませんが;) しかし、右手の全指がやられました。 片付けの段階でやられていたのですが、休ませるわけにもいかず、朝起きると曲がりません。 作業中は忘れてしまうのですが、それ以外の時は痛くて力も入らないし、グーもしっかりできない・・・。 東京の親方に聞いたら、まったく使わないようにして治るまで1年かかる、と聞いて後の祭り。 でも楽しいから~。 それに、作業中は忘れる、ってことは好きなことしてる時、夢中になってる時は大丈夫っていうことだからバロメーターだな~なんて思いました。 上を向いてがんがんくぎ打ちをし、2kgあるインパクトドライバーでがんがんビス留めをし、石膏ボードを15枚運んだのに、布団を畳んだりひきずったりするのはすごく大変だし一枚のお皿を持ち上げるのも痛いという(笑) 足もぶつけたり、体を支えるのにどこかに押し付けていたりでいつの間にかアザだらけ。 でも楽しい。
by norbulingka
| 2016-06-19 01:55
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