by norbulingka 2017年4月より、大分県国東市にある古民家を改築したゲストハウス・民宿を始めます。 websiteはこちらです。 自然からの採取や農作業、お料理、工作や大工仕事まで、ご一緒にここでの暮らしを体験できる「体験型宿泊」と、共同キッチンを利用できるシンプルな食事無しの「素泊まり」と、2種類の宿泊タイプをご用意しています。
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昨日、国東市長、学校・教育担当の課長さん、移住担当の課長さん方が我が家にいらっしゃいました。 こちらは私の他に「森の子ようちえん」をされている方、学びの場作りをするためのNPO法人を立ち上げようとされている方、ユースホステルの方。 総勢10名で3時間。 私の資料は作っているうちに分厚くなってしまい、教育、移住、農業、産業、高齢者・・・しゃべりまくりましたがそれでも時間が足りない。 結果として、山村留学はやってくださるようです。 例えば我が家に宿泊している間、希望するお子さんにはこちらの学校へ行けるように。 あるいは親子での山村留学を市での受け入れ。 でも、学校の仕組みやカリキュラムを変えるのはやはり文科省からでないと難しいこと、担当の課長さんは元先生で現場を知っているだけに(なのに)「自分はやっている、思っている」と思っていらして根本概念を覆すのは難しい。 というか、今までやっていらしたことに一旦疑問を持たないとならないので、それは抵抗があると思います。 でも!市長さんは「だいぶ洗脳されちゃったな~」と。 私の身近な問題として中学の体育系しかない部活の強制もやめてくれるかも(^^; 公立学校ではできない教育方法をとっている学校の誘致にも前向きで、「是非呼んできてください」とのこと。 私には呼ぶ力も人脈もありませんので、ここでひっそり「大募集!」です。 農薬を使った慣行農法には市長さんも多少疑問を持っていらっしゃるところがあるようで、ここも最初の一歩は洗脳・・・いや、頭に残ったと思います。 市長さんが子供の頃はほぼ自給自足で、野球のボールも石ころを芯にして作っているような時代にあって、近くの商店の子供たちはちゃんとした道具を持っていたのが羨ましかった。 だから子供たちには教育を受けさせてお金に不自由しない暮らしをしてもらいたい。 という思いがありました。 私が、「学力、学力とおっしゃる先にある目標はどこにあるのでしょうか。子供たちのどのようなあり様を目標とされているのですか?もしかして県内で、あるいは国内で学力のランクが上がることを目標にされていませんか?」と問いかけたら、教育課長が言葉に窮している横で市長さんは「はい、それを目標にしてます」と。 正直な方です。 今の、ほとんどの国民が食うに困らない、自由な社会の土台を作ってくれた先人には感謝していること、でも今後は経済成長を求める時代ではない、子供たちの個々の「幸福」(自分の人生を生き生きと生きれること)を目標にしてほしいこと、それを受け入れる、発信する、あるいは啓蒙する市になってほしいことなど申し上げました。 何度も「洗脳されちゃったな」とおっしゃっていた市長さん。 進みはゆるいかもしれませんが、こんな柔軟な方が市長さんの市は期待が膨らんでしまいます。 結局市の人が動いてくれないとだめなわけで、しかもマーケティングする時間も人の数もないようなのががっかりしましたが(「ここにはプロを入れてほしい」、と言ったら「どこにいるのか探してきてください」と言われました~)、みなさんそれぞれの思いは持って頑張ってくださっているようです。 市が動けなければ民間でやるまで。 少なくともそれを暖かく受け入れてくれるのが国東市の地域のみなさん(特に国見町!とアピール)、そして市長さんです。 幸せは自分で作るもの。 暖かく見守ってくれる土壌があるだけでとても恵まれた、幸せな地だと、台風上陸前の雨降る田畑を見ながら思うのでした。
by norbulingka
| 2017-09-16 13:29
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