by norbulingka 2017年4月より、大分県国東市にある古民家を改築したゲストハウス・民宿を始めます。 websiteはこちらです。 自然からの採取や農作業、お料理、工作や大工仕事まで、ご一緒にここでの暮らしを体験できる「体験型宿泊」と、共同キッチンを利用できるシンプルな食事無しの「素泊まり」と、2種類の宿泊タイプをご用意しています。
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私が移住したいと考えるようになってから実現するまで、10年ほどかかりました。 当初移住地として考えていた伊豆から、東日本大震災を経て西日本にしぼったもののどこかにあてがあるわけでもなく、漫然と探している状態でしたが、2020東京オリンピックが決まってからは「オリンピックの年までには東京を脱出していたい」と思っていました。 なぜそう思ったのかというと、これは私の完全なる直観というか感覚でしかなかったのですが、 「何かしらが起きてオリンピックは開催されないだろう。東京には住んでいられなくなるだろう。そうなってからでは庶民の私は東京を脱出できないだろう。」 と思っていたからです。 でも、その「何かしら」は、福島がまた爆発するか危険性が世界に明るみになってオリンピック中止・・となるんじゃないかと内心思っていました。 それがこんな事態になるとは・・・。 「私の直観当たったでしょ」という自慢では済まされない事態。 日本がダメになったら海外に脱出すればいい、と思っていた目算もすっとび、それどころか世界中の人々が自分の家の中にしかいられない。 それでも、東京を脱出していてよかった面はとても大きいです。 まず都市と比べれば感染症の蔓延は少なくゆるやかであることと、一人当たりの土地面積がとにかく広い、人口密度が非常に低い。 どんなに外出禁止になろうとも畑には出られるし、山や海へ行っても誰一人会いません。 緊急事態宣言が出たこれからも、娘と二人で誰もいない所へ行くのは容易なことです。 しかも遊びがてら、食料探しがてら。 そしてなんといっても食べ物があります。 畑にも自然にも。 家も激安で買ったので、賃料もかかりません。 水も湧いています。 燃料も車のガソリン以外、薪(木)があればお風呂も暖房もいけるので費用はかかりません。 ということで、生活に最低限必要な現金は都会に比べて格段に少なくてすみます。 ということは、それだけ現金稼ぎをしなくてもすむということです。 我が家も宿泊業なので、当然今宿泊の収入はゼロです。 このまま続くようなら職業替えも考えないといけません。 が、今頃東京にい続けていたら即刻明日のご飯が心配になる危機的状態でしたが、ここではそれほど危機に瀕しません。「とりあえず食べ物と住むところはあるから大丈夫」という安心感があります。 そもそもそれが移住を考えた柱です。 まさにその柱が支えてくれる事態となりました。 それと、ここでは人とのつながりがあります。 現金の貸し借りをするわけではありませんが、いざとなったら地域のひとたちがいる、みんな同じ状態だ、という安心感。 「おかしなことになっちゃったな~」と話し合える穏やかな地域の方々がいる、という安心感。 来週から休校が決まった中学校から早速プリントが出ました。 「友達とは会うな。集まるな。」 子供じゃなくて、大人に「まずは遠出するな」(ここの場合。遠出しないと人混みはないのです。)の徹底でしょ、と思いますが、これからはさすがにそれに噛みつくほど図太くもありません。。 老人だらけのこの地域では周囲の目が私でも気になる事態となりました。 目が気になるというか、コロナを持ち込みたくないのはもちろんですが、地域の方々を不安にさせたくない、という気持ちです。 それ以外は、これまでと同じ生活です。 スーパーに行く回数はこれまで以上に減ると思いますが。 なんなら限りなくゼロに近づけるべく、娘と試行錯誤しても面白い。 となるとあと2週間じゃ足りない(笑) 人生、いいことしか起きない、と私は思っています。 一見ピンチも、それは「今までのままじゃダメ。」というサインであって、「考え方、生き方、価値観を変換しないとだめですよ」というサインです。 そこを掘り下げて考え抜き、変換できた時が人生のチャンス。 そのチャンスを逃すと、またこれでもか、これでもかと手を変え品を変えピンチがやってきます。 「自分には悪いことばっかり起きる」と思っている人は、やり方を変えず、チャンスをものにできていないのです。 若い頃の私もそうでした。 今回のは人類にとってのピンチでありチャンス。 でも変えるには、一人一人の意識改革がやはり必要で。 国民が動かなければ国は変わらない。 東日本大震災をチャンスに変えられなかった日本。 今回はどうなるか・・・。 私にとってはこのピンチ、どこをどう変換すべきなのか、考え続けています。
by norbulingka
| 2020-04-17 09:59
| 日々のこと
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