by norbulingka 2017年4月より、大分県国東市にある古民家を改築したゲストハウス・民宿を始めます。 websiteはこちらです。 自然からの採取や農作業、お料理、工作や大工仕事まで、ご一緒にここでの暮らしを体験できる「体験型宿泊」と、共同キッチンを利用できるシンプルな食事無しの「素泊まり」と、2種類の宿泊タイプをご用意しています。
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各地に被害をもたらした雨。 熊本や鹿児島で被害が出ている時、ここ国東は晴れていたりしてニュースで被害を知ってびっくりする状況でした。 が、さすがに一昨日は雨が時々激しくなってきて、郵便局に行く途中見た川は増水。 普段は娘が堤防から階段で下りて鰻塚を作ったりしている川です。 堤防横の田んぼより水位が高くなっていましたが、でも2年前に避難勧告が出た時より低かったのでまだ大丈夫だな、という感じでした。 梅雨入りしても一日中雨が降り続くという日はなく、晴れ間が出るので結局外仕事していました。 ようやく一日雨、ということなので縫物仕事。 早速ハクがやってくる。 カイは前の晩から帰ってきていない。 雨は時々やんだのでそのすきに探しに行きましたが反応なし。 スカートができました。 やっぱり夏はスカートが涼しい。 この後、晩遅くに滝の中にいるような激しい雨になりました。 この激しい雨の中帰ってきていないカイ、「もうダメか」と思っていたら翌朝の明け方帰ってきました。 無傷、濡れてもいず、汚れてもいず。 一体どこにいたんだ。 でもよかった。 翌日はうってかわってこの天気。 実はお隣のおばあちゃんが亡くなって、前の日はお通夜、この日はお葬式でした。 この地域ではお通夜も地域で隣保班ごとに集まってお悔やみに伺い、お葬式も全員参列します。 私とNさんの奥さん、S-ちゃんはおにぎりを準備してお葬式前に式場に届けました。 以前はもっと近所がやることがあったようですが、今はそのくらいで、なんだかできることが少ない・・・。 おばあちゃんとはバーベキューや晩ご飯をご馳走になって、「お食べ」と言ってくださったり。 家族に対する言動は私の母と似ていました。 最後に救急車に担がれていく時も立ち会っていました。 安らかな顔になって家に戻ってきて、座敷に寝ている姿は突然むくっと起き上がりそうでした。 なんだか実感がわかない。 ここではまだ最後に家に帰れるからいい。 それに、最後まで長男夫婦と暮らして、孫やひ孫もしょっちゅう帰ってきて、なんて幸せな老後だろうと思います。 お通夜にはがーっと雨を降らせてお葬式にはカラっ。 おばあちゃんらしい。 近所を歩いたら(郵便局まで毎日歩いています)、水路も草がなぎ倒されていて溢れた跡が。 そしてうちのすぐ近くの、大水のバロメーターになっているところも大きくえぐられていました。 昨日の昼見た時にはまったく流れていなかったのに、やはり夜中の大雨であふれたようです。 危なかったのかも(汗) 溢れた元はここ。 山の水路がつまっていました。 極細い枝一本がきっかけとなって土石がつまり溢れるんですね。 ニュースで見る川の氾濫も流木がつまっていましたが、そのミニチュア版が起こっているわけです。 取り除いて貫通。 蚊に取り囲まれたけど、動いていたからそれほど刺されなかった。 山は貫通しても、その先の水路も各所でつまって溢れた跡が。 ということでここも泥掻き。 この道は避難場所に指定されているお寺へ最終的に歩いて行く道になります。 舗装された参道からも行けますが、参道は低いので浸水すればこの道が唯一の道。 若い人は山道からも行けるけど、ご高齢の方々はこの道を通るしかない。 でも、お寺は市が設定した避難場所で、実際には自宅避難がとりあえず一番安心な地域です。 国東半島の中でもここは山が低く、川も短いので、たとえ氾濫したとしても低いところでぎりぎり床上浸水、我が家は庭で止まるようです。 といっても、自然災害は想定外のことが起こるものなので気を付けないと。 とりあえず梅雨前に家の周りの水路をかき出しといてよかった。 昔は子供たちが毎日山へ焚き物取りに行っていたので、枝一本落ちていないきれいな山だったそうです。 道も、除草剤をまいているところがつまっていました。 草がないのですぐ水路に泥が流れ込んでたまってしまうのだとか。 昔は山の上まで果樹園や畑が広がっていて、鹿やイノシシや鳥の被害なんて全然なかったそう。 今年は我が家の畑も初めて鳥にやられています。 獣が里に出没すると「元々獣の住んでいたところに人間が入ってきてるんだから」とよく言いますが、ここではどうもそうともいいきれないようです。 昔は動物と人間がバランスを保って暮らしていたような。 今は人間が減りすぎて、動物の方が優勢になってきてしまった。自然も荒れてきてしまった。 まぁ、数の調整は大きく見れば自然の摂理かもしれませんが、人間の営みも確かに自然の一部なんだな、と泥掻きして思いました。
by norbulingka
| 2020-07-09 12:45
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